あさもとクリニック【あさもと通信】心療内科的疾患等・休職後の職場復帰の問題

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あさもとクリニックポイント心身症との関わりあい方


<心身症患者の特徴>

心身症患者は概して体の症状への心配のため、気持ちが沈み、不安になりやすくなります。しかし、一方では自分が心の病気になるはずがないと自ら認めたがらないという傾向があります。しかしこれらの特徴はもともとの性格というよりも病気による二次性変化の可能性がありますので、治療によって症状が改善されるにつれて変わることがあります。
仕事または家庭で、何らかのきっかけで体調を崩した場合、多くの患者はストレスによってもたらされたマイナスの感情を抑制しようと考えがちです。自分が周りにどう思われるか、気になって仕方がないのです。自分をより正しく、立派な人間に見せようとします。そのためストレスがないかのように振る舞いがちです。環境に過剰に適応しようと思っています。あるいは自分がストレスに対処する能力が強く、このぐらいのストレスで体調を崩しことがあり得ないと思いがちです。
一方、とくに誘因もなく体調を崩した患者の場合は自分のストレスに対する対処能力(“コーピング”といいます)に自信がなく、ちょっとしたことですぐに心の病気に結び付けてしまう傾向があります。むしろ自ら「自律神経がおかしい」と訴えます

<心身症との関わりあい方>

「人は中々望み通りの人生を送れないのです。かたくなに完璧な人生でなければならないと思いこむとすぐにイライラします。とくに今日の社会はスピードや効率を求めるため中々心の余裕を作り出せません。また、パソコン、インターネット、携帯電話などのテクノロジーによるストレス(“テクノストレス”といいます)も加わり、個人が抱えられるストレスの大きさをはるかに超える状態となっています。
森田療法の考え方は人が病気になると不安、恐れ、あるいは症状を何とかコントロールしよう、また打ち消そうとする、このことでかえってそれらに注意が集中し、より不安が取り去ることが出来なのです。
従って、物事を「そのまま」の事実として受け止め(森田療法の考え方)、その時の感情に気付き、より適切な対応の仕方(認知療法の“コーピング”)を考えて、行動をしてみます。うまく行ったら、そのような行動を増やしてみます(行動療法の正の強化)。同時に、人生は完璧でなければならないという“べき思考”(認知の歪み)に対して、少し考え方の幅を広げてみてはいかがでしょうか。たとえ望み通りの人生でなくとも、イラクなど戦火が絶えない国に居なくてよかった、と思えるようになれば、心が平和になります。ストレスが溜まりますとどうしても視野が狭くなり、近視眼的に物事をとらえがちです。そこで考えをいったん止めて、外に出て散歩してみる、コーヒーブレイクをしてみる、シャワーを浴びてみるなどをして気分を変えてみてはいかがでしょうか。

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