あさもとクリニック【あさもと通信】心療内科的疾患等・心身症としての高血圧

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あさもとクリニックポイント心身症としての高血圧


<心身的要因>

高血圧の原因として血管運動をコントロールする自律神経(とくに交感神経)が深く関係していることが一般的に認められています。交感神経は血管を収縮し、血圧を上昇させる働きがあります。不適切な社会心理的環境に長期間おかれた場合は交感神経が常に緊張状態におかれていますので、持続的な高血圧に発展する可能性があります。引越しや転職などによる環境変化も一因となります。

<性格と高血圧>

高血圧と関連のある心理的特性として、抑制された攻撃性(慢性の怒り)があげられます。受動的で依頼心が強い一面、攻撃的な衝動ももっているために常に葛藤を抱えています。
性格的特徴として、几帳面でねばり強く、活動的で意志が強い傾向が認められます。性格は外向的で、感情を外に表さず、何事も積極的で目標に向かって努力する人が多くみられます。競争心がきわめて強く、上司に認められ昇進することを執拗に望みます。一方、周囲に気を使い適応しようとする傾向もあります。なお、職場においては、高血圧の人は仕事への自信は持っているものの、上司との関係が良くないようです。したがって、ストレスを感じる事も多いです。また、日中カテコールアミンが高いとの報告もあります。カテコールアミンが高いと血圧も上昇しやすいのです。

<高血圧の心身医学的治療>

本態性高血圧の治療の基本は生活指導(食事を含む)と薬物療法です。生活様式の改善としては、規則正しい生活、食塩摂取制限、規則的な運動、体重減少、禁煙などがあげられます。 精神的な緊張状態をほぐすには自律訓練法が有効とされています。腹式呼吸、ヨガ、気功、太極拳なども自律神経のバランスを整えます。 周りの人はできるだけ本人の訴えを聞いてあげて、受け止めてあげる必要があります。それだけでも血圧が安定しやすいのです。 リラックスをすると血圧も下がります。静かな環境のもとで、ゆっくりと好きな言葉(呪文のように)を繰返し、楽な姿勢をとります。体が安らぐと自然治癒力を引き出すことができ、体調が回復します。

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