あさもとクリニック【あさもと通信】心療内科的疾患等・不眠症

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あさもとクリニックポイント不眠症


現代社会ではストレスの増加や人口の高齢化によって、不眠症に悩む人が増えています。
不眠は成人の約10%にみられます。

<不眠症のタイプ>

1)入眠障害

寝つきが悪く、30分以上かかるもの。もっとも多くみられます。

2)中途覚醒

1晩に2回以上目がさめ、その後は中々寝られなくなる場合。

3)早朝覚醒

朝の目覚めがふだんよりも2時間以上早いもの。

4)熟眠障害

眠りが浅く、充分眠った気がしないもの。高齢者に多くみられます。

 

<原因による診断>

1)身体的疾患に伴うもの

呼吸困難、動悸、吐き気、夜間頻尿などの症状を伴うもの。原因となる病気の治療が優先されます。

2)生理的不眠

転居、短期間の入院、旅行など、急激な環境の変化に伴うもの。多くは一過性です。環境調整を行う必要があります。

3)心理的不眠

職場や家庭におけるストレス、喪失体験(家族・知人・ペットの死去)、興奮するような出来事などによるもの。多くは一過性ですが、ショックが大きい場合は長引きます。

4)精神疾患による不眠

躁うつ病、神経症(ノイローゼ)、統合失調症などの精神病に伴うもの。

5)薬理学的不眠

カフェイン、ニコチン、アルコール、甲状腺ホルモン剤、喘息の薬、ステロイドなどによるもの。

<治療>

1)身体の管理

過食や空腹を避け、就寝前にコーヒーなどの刺激物は摂取しないようにします。少量の飲酒は構いませんが、睡眠薬の代役としての飲酒は禁止します。

2)心の調整

自律神経訓練法や筋弛緩法でリラクゼーションをはかりましょう。

3)環境調整

なるべく夜は暗く、静かな環境を確保しましょう。その日の仕事はその日のうちにすませ、翌日に持ち越さないようにしましょう。

4)薬物療法

a)超短時間作用型(6時間以内)
b)短時間作用型(12時間以内)
c)中期作用型(24時間以内)
d)長時間作用型

その方の状況によって、また、不眠症のタイプによって、処方を検討します。夜中トイレへよく行く場合はふらつきの少ないタイプの薬にした方が無難ですし、高齢者では最低用量を半分に割って服用していただくこともあります。

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