あさもとクリニック【あさもと通信】その他の疾患等・口腔乾燥症

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あさもとクリニックポイント口腔乾燥症


<定義>

のどが渇いて水を飲みたくなる場合を「口渇」といいます。一方、唾液の分泌が少なく口の内が乾燥して口を湿らしたいが水を飲みたくないのは「口腔乾燥症」です。

<唾液の生理作用>

食物を軟らかくし、嚥下しやすくする作用、食べ物の中のでんぷんを分解し消化する作用、食べかすによる細菌の繁殖を防ぎ、口の中を清潔にする働きなどがあります。また、唾液に含まれる亜鉛により味覚が得られます。

<唾液の分泌>

唾液は唾液腺から分泌されます。唾液の分泌は副交感神経が調節し、反射的(無条件反射と条件反射)に分泌されます。

<唾液分泌の減少>


1)生理的なもの

生理的なもの:緊張、不安、怒りなどの場合は交感神経が優位に働き、唾液の分泌が少なくなります。高齢者では唾液腺の分泌機能が衰え、口腔内が乾燥しやすくなります。女性は閉経に伴いホルモン等の関係で口腔内乾燥が起こります。

2)病的なもの

自律神経失調症、シェーグレン症候群、糖尿病、甲状腺機能障害、唾液腺炎、唾石などがあります。

3)唾液分泌を抑制する主な薬

唾液分泌を抑制する主な薬:抗うつ薬、高血圧の薬(降圧利尿薬)、胃腸薬の1つである抗コリン剤、パーキンソン病の薬、アレルギーの抗ヒスタミン薬などです。

<治療>

口腔粘膜保護目的でうがい薬、トローチ、口腔用軟膏、人口唾液(サリベート)、唾液分泌促進目的で内服薬を用います。内服薬は漢方薬では白虎加人参湯、人参養栄湯、麦門冬湯五苓散、滋陰降火湯、八味地黄丸などがあります。胃潰瘍の薬アシノンも唾液分泌促進作用があります。頻回にうがいをし、水分摂取、唾液腺マッサージ、口腔ケアなどが必要です。

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